1. 投稿画面を「原寸スクリーンショット」で残す
スマホや PC の標準機能で撮影し、画面上部のタイムスタンプと URL を必ず写し込む。切り抜きや加工は改ざんの疑いを招くため避ける。スクショは証拠として万能ではないが、他の方法と組み合わせれば信頼性が向上する。forbes.com
2. HTML を丸ごと保存(Web ページ保存)
ブラウザの「名前を付けて保存」で .html と関連フォルダを取得すると、ソースコード内に投稿 ID・日付・埋め込みメタタグが残る。スクショだけより改ざん検知がしやすい。
3. X(旧 Twitter)の「データアーカイブ」をダウンロード
設定>プライバシー>データのダウンロードで取得できる ZIP には、ツイート本文・メディア・ログが時系列で格納される。依頼側・被害側いずれの場合も、後日の照合が容易になる。tweetpeek.aijatheon.com
4. WARC/WACZ 形式でキャプチャ
ArchiveWeb.page や Webrecorder で取得した WACZ ファイルは、ページ全体をハッシュ化した状態で封入でき、再生用ビューアも無償提供されている。2025 年現在、国際調査報道ネットワークや法廷での採用例が増加中。forum.webrecorder.netdispatch.starlinglab.org
5. Wayback Machine への即時スナップショット
https://web.archive.org/save/ に URL を送信しておけば、後に投稿が削除されても第三者サイトで閲覧できる。Wayback だけでは真正性に疑問が残るため、別手段と併用して“多層保全”するのが推奨。youtube.comblog.page-vault.com
6. ブロックチェーンタイムスタンプで改ざん防止
OpenTimestamps などを使い、スクショや HTML のハッシュ値を Bitcoin ブロックチェーンに書き込むと「特定時点より前に存在した」ことを誰でも検証できる。無料で手順も簡単。opentimestamps.orgmedium.com
7. 画面録画+開発者ツール表示
投稿をスクロールしながら録画し、同時にブラウザの開発者ツールで DOM 構造を表示しておくと、投稿 ID やメタ情報を“動的”に示せる。編集ソフトで結合せず、そのまま MP4 で保管する。
8. ハッシュ値と「デジタルチェーン・オブ・カストディ」
収集したファイルは SHA-256 でハッシュ化し、取得日時・取得者・保存場所を逐次ログに追記する。専用フォーマットを使えば証拠の改ざん有無を一目で検証できる。blog.page-vault.commajorcitieschiefs.com
9. PDF 印刷で “タイムスタンプ付ドキュメント” を生成
ブラウザの「印刷→PDF」機能は、URL と印刷日時を自動でヘッダー/フッターに挿入できる。電子署名ツールで追加署名を付けると、法的な非否認性が高まる。
10. 公証・第三者立会いサービスを活用
オンライン公証人(Remote Online Notary)や弁護士をリモート同席させ、収集作業を録画しながら電子署名する方法もある。コストはかかるが、重大案件では決定的な担保になる。
まとめ
複数の方法を組み合わせ、取得日時と改ざん耐性を高めるほど凍結申立てや訴訟時の説得力が上がる。スクショ一枚で済ませず、HTML やアーカイブ、タイムスタンプを“重ね掛け”しておくことが、2025 年以降のベストプラクティスだ。
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